住環境よろず談話室
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やっと日本国内でも規制される(珪藻土は製造中止になる)
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1:日本の建築は可笑しいより:
2008/06/25 (Wed) 20:37:05
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客さま各位
■ 問題の多い珪藻土は日本国内でも製造中止になる、たぶん5年後を目途に。
近々、国土交通省より正式に発表されると思います。
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珪藻土は、結晶の形がアスベストと同じことから、環境先進国ドイツでは、以前から使用禁止されています。
しかし、わが国日本では、未だ禁止されていません。
ここに来て、日本もやっと製造禁止に向けて国土交通省も動き始めています。 珪藻土壁は、
経年変化とともに、問題が発生することが懸念されます。微量な珪藻土が
空気中に舞い、問題を起こすと考えられます。今まで施工された住宅はどうなるのか心配である。
以上参考の為に。
(石化する外壁)
西洋漆喰 パビスタンプ 日本事務所
担当:浜田リワ
→ www.vonsumaine.com
→ info@vonsumaine.com
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2:管理人
:
2008/06/25 (Wed) 21:27:06
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「珪藻土」の問題について
情報をありがとうございます。
国交省がそのような禁止までの動きをしているとは知りませんでした。公式な発表を待ちたいとおもいます。
これまでの私の理解では以下のようなものです。
自然素材の代表選手である珪藻土は、シックハウス問題が発生して以来、いわゆる自然派住宅関係者から取り上げられて、人気になり、今ではすっかりハウスメーカーの家でもお馴染みになっています。しかし、諸外国へ目を向けた場合、例えばドイツでは珪藻土を使用する事はできません。アメリカにおいても州によって禁止されているそうです。
珪藻土の問題は大きく2つあります。
1)「珪藻土」建材からの化学物質の放散
2)「珪藻土」建材からの微粒子飛沫による珪肺と発がん性の問題
浜田さんは特に2)の点を問題にしておられますね。
これらの詳しい解説は別の機会としますが、特に2)につきまして、結論から言えば、以下の通りです。
確かに1996年にIARC(国際がん学会)が『結晶性シリカは人に対する発がん性がある』という発表をしています。これを受けて、一部の市民や建築関係者から
「珪藻土を室内で使うと肺がんになる。」
という噂がでました。
しかし、この件について上記は正しい理解ではないようです。
先のIARCの発表した内容は、『珪肺患者が肺がんを併発する可能性が高まる』と言うもので、それはじん肺による発がんの問題です。
また、珪藻土のシリカは基本的に非結晶性のもので、ここで問題とされているのは結晶性のシリカという点でも理解されていません。
正確に言い換えますと
「珪肺患者が結晶性のシリカを吸入すると、肺がんになる可能性が高くなる。」
と言う事になります。
その一方で、天然の珪藻土を製品として精製する過程では非結晶性のシリカの一部が結晶性のシリカであるクリストバライトになるというレポートもあるようです。
旧労働省が職業がん対策専門家会議にて、平成12年11月に『疫学調査及び、動物実験からシリカの発がん性を的確に評価することは困難であり、現時点ではシリカそのものの発がん性に関しては引き続き情報収集に努めることが望ましいと考える』という報告をまとめました。
ただし、珪藻土のパウダーを吸うと「じん肺」の危険性はありますので注意が必要です。従って、珪藻土の壁面への作業工程で、材料を袋から取り出し攪拌する時等はマスクをして付近に作業者以外の者がいないように注意する必要があります。
また、経年劣化により、壁に塗られた「珪藻土」などの仕上げ材からパウダーが発生するなどとする向きもありますが、仮にそれを吸い込んだとしても、その程度の事でじん肺になるような事はほとんどないと言って良いでしょう。
じん肺はその原因となる材料と取り扱う工場などでの作業環境における問題です。一般家庭の室内空間に塗り込んだ壁面からの飛沫粉塵などレベル的に問題になりません。
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3:中野 知徳
:
2013/04/20 (Sat) 23:01:04
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ドイツの公的な文章を辞書を片手に翻訳してみない事には、水掛け論では・・
アメリカの何処の州でしょうか?
誰が読んでも納得出来る、公的な文章が有れば・・・
解決しますね。
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4:管理人
:
2013/04/21 (Sun) 10:40:13
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根本的に誤解されておられますね。
この問題は解決などしません。
なぜなら、解決の答えは個人にゆだねられるからです。
一応ソースを付けておきましょう。
アメリカカリフォルニア州ですね。
環境健康有害評価事務所(OEHHA)で確認できるでしょう。
//oehha.ca.gov/prop65/CRNR_notices/safe_use/sylicasud2.html
つたない英語力で報告を見た限り、上記の理解で良いと思われました。
ドイツの方はぜひ調べていただき翻訳して教えてください。
ところで先の話に戻りますが、
ひとつを取り上げて結論を決めつけるのは容易です。
世の中には色々な立場の方がおられます。
それは既にここ何年かで誰しもわかってきたことではないですか?
原発学者、地震学者など皆様ご自身の立場にとって、都合の良い解釈ばかりしようと
されますね。ナントカ大のフェローは(IPSのねつ造事件で有名に。)典型でしたね。
天下の大マスコミがそれを大真面目に報道したという事実が物語っていますね。
どこそこにこんな論文があるからというのは大きな要素ですが、その科学性の検証など
我々一般人には不可能な相談です。ですから、これまで何度も私が言ってきたように、
可能な限り情報を集める。それらを比較する。すると平均値的なものが見えてきます。
そしてここからが重要。
それはそれとして脇に置いておく。
その上で、悩んでいる本人がそれを知り、どう考えるかが大切。
本人が嫌だといったらダメなのですよ。
環境衛生は現場を知らない理論家だけで議論しても意味がありません。
鉱山作業者と一般市民の家庭内環境を同列に見るのは、レントゲン検査を否定するのと同じです。
こうした知見はリスク評価であって、嫌だと思ったら使わない。それだけです。